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【タイ転職】バンコク郊外での暮らし

【タイ転職】バンコク郊外での暮らし ~チョンブリ/シラチャ・パタヤ~

自動車関連を中心に、製造業界がベースとなった産業構造を持つタイ。工業団地地帯を勤務地とする企業が多く、バンコク郊外のエリアに住んでいる日本人の方も多くいます。

こちらの記事では、なかでもチョンブリ県シラチャ・パタヤの生活事情についてお伝えします。バンコクから車で3時間ほどの場所にあります。タイにて就業する際、事前に知っておきたいことをまとめておりますので、ぜひ参考にしてください。

 

目次

  1. シラチャ・パタヤ概要

  2. 飲食

  3. 住居

  4. 医療

  5. 教育事情

  6. 公共交通機関

1.シラチャ・パタヤ概要

シラチャはバンコクに次ぎ、約5,800人と日本人居住者が多い街です。人口密度で考えるとバンコク以上になるそうです。

シラチャから車で南に50分ほどのところにパタヤがあります。

シラチャ・パタヤの通勤圏内には、シラチャから1~1.5時間の距離にあるアマタナコン工業団地、ピントン工業団地、イースタンシーボード工業団地、WHAチョンブリ工業団地、アマタシティ・チョンブリ工業団地という、日系製造業も多く進出する4つの大きな工業団地があります。

シラチャの中心地には病院・日本人向けの飲食店や施設などが集中しており、タイ初心者にも住みやすい街です。

シラチャから繁華街のあるパタヤビーチまでは、ロットゥーと呼ばれる乗合ワゴン車で40分程度です。タイ人富裕層の住宅街でシーフードが美味しいと評判のバンセン・アンシラ―エリアまでは、車で20分程度、バンコクまではバスで2時間程度と、海辺のベッドタウンのような位置づけです。

2.飲食

日本でも展開しているフランチャイズ店(セブンイレブン、スターバックス、大戸屋等)、日本人の口にも合うタイ料理のフランチャイズ店、接待等で使える高級和食店(日本亭、四季など)まで多種多様にあります。日本人が経営する日本食居酒屋も複数あり、食品の調達においても、AEONモール内のマックスバリューや、TOPS Market、個人経営の日本食材卸もあるため、日本食の食材を購入することや配達をお願いすることも可能な環境です。

Food PandaやGrabなど、宅配アプリも、同エリアをカバーしています。

映画や買い物が楽しめる大型百貨店やデパートが複数あり、シラチャにはロビンソンとショッピングモールと、新しくオープンしたばかりのセントラルデパートが有名です。パタヤにもセントラルデパートがあり、他にはターミナル21もあります。 

3.住居

シラチャ・パタヤの住居の近年の傾向として、プール・ジム付きのコンドミニアムが以前の相場より安くなっており、物件によってはピーク時の半額程度、15,000バーツ程で借りられる所もあります。2018年頃までバンコクより高い相場で高騰が続いていたコンドミニアムの価格が、物件供給過多なうえに、Covid-19の影響より日本人の人口が減っていることが理由のようです。 

住居探しは次の方法を利用することが多いです。

不動産仲介業者

チョンブリにもバンコクと同様に日系不動産があり、日本人スタッフの方に相談しながらの物件探しが可能です。なおバンコク同様、不動産会社によっては高額物件のみを扱うところもあるため、複数の業者を比較してみてください。 

インターネットで検索する

英語でのやり取りが可能な方は、直接インターネットサイトにて気になった部屋の担当者に問い合わせをするのもお勧めです。ブローカーといって個人不動産仲介業者やコンドミニアムのオーナーが定期的に空き部屋の情報を更新しています。

自分の足で探す

気になるコンドミニアムに直接出向く、という方法もあります。空き部屋があればそのまま見学し、入居の契約を行うことも可能ですが、住居に不具合やトラブルがあった場合は、自身でコンドミニアムの担当者に連絡をしたり、解決を行ったりする必要があるため、難易度は高いかもしれません。契約書がタイ語のみでしか発行されないこともしばしばです・・・。

 

4.医療

シラチャ市内には日本語対応が可能な私立病院があり、高いレベルの医療サービスを提供しています。例として、サミティヴェート病院、パヤタイ シラチャー病院、バンコク病院パタヤなどがあります。事前に指定した1つの病院で無料受診できるタイの社会保険もありますが、大変混雑することと、英語や日本語が通じないケースも多く、利用難易度が高いです。

タイの民間保険に加入をする企業もあるので、民間保険を使えば、私立病院の費用の一部負担を受けることができます。

※民間医療保険のカバー内容は、各勤務先にご確認ください。会社とは別に個人で保険に加入しておくと、なお安心です。

5.教育事情

シラチャ・パタヤの小中学校には、インターナショナルスクール、日本人学校、タイローカル学校の3つの選択肢があります。

日本人学校(泰日協会学校)はシラチャ市内にあり、他にも日系の幼稚園や、学習塾、語学学校も多数あります。

6.公共交通機関

シラチャ・パタヤには地下鉄やBTS(電車)がなく、主な交通手段はタクシーやバスなどになります。最近ではGrabタクシーなどの配車アプリも充実してきています。

なお勤務先からプライベートでも利用可能な社用車の貸与を受け、ご自身で運転をして過ごす方も多くいます。

ここではいくつか交通手段をご紹介します。

  • トゥクトゥク:料金はメーター制ではないため、事前に運転手に目的地を伝えて、料金を確認することをお勧めします。

トゥクトゥク
トゥクトゥク

  • ロットゥー:ワンボックスカーを利用した乗り合いバンです。ある程度の乗客が集まらないと出発しません。乗車する場合は、車が停車できる場所を選び、路上で手をあげると停まってくれます。乗る際、運転手に行先を告げ、走行エリア内かどうか必ず確認することが大切です。

ロットゥー
ロットゥー

  • ソンテウ:小型ピックアップトラックを改造した乗り合い自動車です。車の色によって特定のルートが異なり、白が長距離、赤は短距離、などで分かれています。他の乗り物に比べ、安く利用できます。

ソンテウ

  • バイクタクシー:ちょっとした距離の移動に便利です。なかには危ない運転をするドライバーもいるため、雨の日や夜には乗らないなど、注意が必要です。

バイクタクシー

シラチャ・パタヤからバンコクまでの移動

長距離バスやロットゥー(ワンボックスカーを利用した乗合バン)を利用してシラチャからバンコクまでは約2時間、パタヤからバンコクまでは約3時間で行くことができます。バンコク中心地近くのエカマイ(Ekkamai)行き、バンコクからタイ北部向けのバスが多く出発するモーチット(Mochit)行き、スワンナプーム空港行きの3ラインが出ています。

各乗車停留所は変化することがありますので、ご利用の際はお調べください。

 

いかがでしたでしょうか。

バンコクは人気都市ということもあり、求人への応募者も殺到します。ただシラチャ・パタヤも住環境が整っており、少し足を延ばせば自然のアクティビティを楽しめる環境でもあります。

ぜひシラチャ・パタヤから通えるエリアの求人にも目を向けていただき、タイ転職のチャンスを広げていただければと思います。