現地生活:タイ生活基礎情報(2020)
本記事では、タイの生活基本情報についてご説明します。
治安
タイは失業率が1%前後ということもあり、東南アジアの中では比較的安全と言われています。2015年に爆弾テロ事件があったため、一時的に治安が不安視されていましたが、大きな事件や混乱もなく日常は平穏そのものです。BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)といった公共交通機関も発展しており、タイが初めての方や女性一人でもあまり神経質にならずに就職活動に専念していただけます。ただし、海外には変わりありませんので、夜間の一人歩きやスリなどに対する最低限の注意は必要です。自分が海外にいるということを忘れずに行動することが大切です。
住居
住宅事情は日本と比べて格段に良く、割安で広さもあり、利便性も良いところに住むことができます。現地採用者は大体8000~20000バーツ(28000~70000円)程度のコンドミニアムに住んでいる方が多いです。一般的に24時間セキュリティが完備された物件がほとんどで、ジムやプールがついた物件も珍しくありません。ベッド、テーブル、クローゼットなどは備え付けの物件が多く、購入の必要はありませんのですぐに生活をスタートすることができます。
食事
タイではタイ料理だけでなく、和食、中華、洋食、多国籍料理など、さまざまな料理を楽しむことができます。タイ料理だと1食40~100バーツ(140~350円)程度で、和食はランチセットであれば180~250バーツ(670~900円)程度で食べることができます。また、日系のスーパーやデパートでは日本の食材も手に入るので、自炊をすることも可能です。現在ではタイ人の間でも日本食が身近なものになっております。日本人にお馴染みのチェーンレストランや有名なラーメン店がタイに多く進出しており、日本の味には事欠かない環境となっています。
医療
バンコクには私立の大手総合病院が複数あり、高いレベルの医療やサービスを提供しています。このような病院には日本語通訳者が常駐しており、また日本を含めた海外での留学経験のある医師も多く、日本語での受診も可能です。また日系のドラッグストアも多くありとても便利です。万が一お腹を壊してもすぐに薬を処方してくれますので安心です。
保険
海外旅行障害旅行保険に加入する求人は稀で、殆どが民間保険(医療・障害保険など。1回の通院あたり、500~1500B程度支給)団体加入か、タイ政府のSocial Security Fund(※) のみに加入しています。また、個人で民間保険(保険内容は団体と同様)への加入も可能です。
※Social Security Fund: タイの社会保険にあたるもので、傷病、障害、出産、死亡、子女扶養、老齢、失業に対する保障が受けられることになっている。病気や怪我の際、指定された病院にて無料で治療を受けられるが、外国人が一般的に利用する大手私立病院は指定病院の中に含まれておらず、また指定された病院はタイ語のみしか通じないことも多いなどの理由から、外国人がこの保険を利用していることは少ない。
交通
バンコクには、BTSやMRTといった鉄道、またタクシーや路線バスなどの交通手段があります。勤務地がバンコク中心部の場合は、BTSやMRTで通勤されている方が多いです。駅から直結しているビルが多く、雨に濡れずに通勤できる企業も多数あります。また、勤務地がバンコク郊外の工業団地内の場合は、会社の車(複数名で1台、もしくは1人1台での使用)で通勤するケースが多く見られます。