2020年3月に来タイし、タイでのキャリアをスタートさせたHさん(20代後半・男性)。
今回は、タイで現地採用として働いて1年経った想いやタイ転職の経緯を振り返っていただきました。
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タイ就職1年が経過して
Q.入社して1年が経ちますが、この1年どうでしたか?
入社当初は言葉の壁を感じて大変な時期もありましたが、1年経った今は、仕事にプライベートに充実した日々を過ごせています。
前職は、日本で住宅機器メーカーでの営業を5年ほど行っていました。来る仕事来る仕事をさばくようにこなしていき、土日も休みなく働いていました。
現在は、日系産業機器メーカーに勤めており、同じく営業をしています。製品が大型で以前扱っていた製品に比べると高価格ということもあり、受注から納入までのスパンも長く、じっくりと仕事に向き合えているような気がします。
Q.今回の転職では商材の全く異なる企業に入社しましたが、苦労したことはありますか?
製品を一から学ばないといけないので、その点は大変だったかもしれません。
日本の新卒採用のように一から教えてくれる環境ではないので、自分から教えてくれそうなスタッフに歩み寄って行って、教えてもらうというのを繰り返していました。
社内コミュニケーションでは英語がメインとなっており、製品についての専門用語ももちろん英語なので、言葉の壁を感じることが多く、聞いてもわからないということが多くてそこは苦労しました。
Q. そうなんですね。どのようにその壁を超えて行ったんですか?
とにかくしつこく聞く姿勢だと思います。何度も何度も聞いて、わかるようになるまで教えてもらう。その繰り返しです。
Q. なるほど。タイ人スタッフの方とのコミュニケーションで大切にしていることはありますか?
自分は日本からタイに来て働かせてもらっている身なので、郷に入ったら郷に従えじゃないですけど、タイ人をリスペクトして接することだと思っています。
あとは自分から心を開いて歩み寄ること。社内には日本語の喋れる上司もいますが、それではコミュニケーションが限定的になってしまいますし、英語を鍛える機会にもならないと思ったので、自ら他のスタッフの元に行き、話すようにしています。
Q. もともと英語力は高かったんですか?
留学経験もなく、日本では英語を使う仕事ではなかったので、タイに来た当時は日常会話レベルだったと思います。ただ、今の仕事では社内外で英語を使う機会が多いため、必然的にレベルアップしていきました。必要に迫られれば、あれだけ嫌いな勉強もせざるを得ないですね(笑)その努力が、自分のスキルとして返ってきていると思います。
タイ就職を決めた理由
旅行で何度かタイに来たことがあり、趣味のダンスを通じて友人がいたことから、タイに決めていました。
タイ就職を本格化させる前にも、もう一度タイに来て、観光エリアではなく、生活感のあるエリアに泊まることにしたんです。これでもし自分に合っていなかったら、タイ就職は無理だろうと。
ただ実際に生活したら問題なかった。ここでタイ就職に向けた事前リサーチは完了し、本格的に転職活動を始めようと思いました。
Q. すごく入念に準備をしているな、と感じるのですが、このタイミングで転職しようと思った理由は何ですか?
大きく2つあるのですが、1つ目は1社目での勤務がちょうど5年経ち、良い区切りとなっていたことです。
2つ目は、自分がまだ20代で独身ということもあり、自由の効く状態であったということもあります。もし万が一海外就職が納得いくものでなかったとしても、まだ取り返しのつく年齢だと思ったというのも理由の一つです。
Q. JACの転職サポートはいかがでしたか?
業界業種、企業ごとに専門性の高いコンサルタントがいらっしゃり、細かい企業情報や特色などを丁寧に教えていただいたおかげで、心に余裕をもって面接に臨むことができました。
JACに登録した当時は、希望業界を幅広く見ていたのですが、タイの転職市場と自分の適性を照らし合わせて、おすすめの業界や企業を選定してアドバイスいただいたのも良かったです。
実は、入社してから上司に聞いたのですが、書類応募の段階で担当者の方に「すごく良い方です!理由は~」と口頭でも推薦いただいたのが判断の後押しになっていたそうです!
(※編集注 JACは求職者と採用企業を同じコンサルタントが担当する両面型のサポート体制のため、コンサルタントが双方へよりリアルで豊富な情報を提供することが可能です。)
今後の目標について
タイのみではなく近隣国にも営業をしていけるだけの力をつけたいと思っています。
そのために今は、製品について答えられないことがない状態にしたいと思っています。あとは趣味で株式投資を行ったりしているので、その知識も生かしながら、経営層の方々とお話しできる力をつけて行きたいと思っています。
タイでの生活、休日の過ごし方
Q. 今お住いは郊外ですが、生活はいかがですか?
バンコク中心部に比べるとやはり不便なところはあるかもしれません。ですが、九州の地元よりも格段に生活環境は整っていますね(笑)
ただ、電車や地下鉄が通っている地域ではないので、会社から支給されている社用車を運転して、通勤や普段の買い物、バンコク中心部に出かけています。
タイでの運転となると不安視する方もいらっしゃるかもしれないのですが、日本でも毎日運転していましたので、慣れていました。タイは日本と同じ左車線です。交通ルールやマナーを覚える必要はありますし、時には危ない運転をする車もあるので注意が必要ですが、基本的には良心的なドライバーが多いので、慣れてくればタイでの運転も問題なくできると思いますよ。
「趣味を通して多国籍の友人との交流も多いです」
休日は、バドミントンやソフトボール、趣味のダンスをしています。タイ人、日本人だけでなく、タイに住む他の国の人とも知り合うことができています。
旅行も何度か行きました。ホアヒンというリゾート地が好きで何度か訪れています。リペ島というマレーシアとの国境近くにある島があるのですが、とても綺麗でオススメです!
休日は基本的に外に出ていることが多いのですが、家にいるときは自己研鑽の時間を大事にしています。Netflixを見て英語の勉強をしたり、株式を見たりする時間を2時間半ほど持つようにしています。日々何か学んだとか、得たことがないと満足できなくて(笑)
なりたい目標の自分になるために日々力をつけたいなと思い実践しています。
タイ就職を検討している方へのメッセージ
これまで日本でやってきたことがどれだけ評価されるか確認できる絶好の機会だと思います。日本の時に感じなかった不安や孤独を感じることもありますが、これも自らが選んだ道だと考えることができる方であれば、思い描いている自分に近づく事ができると思います。是非一歩踏み出してみて下さい!
編集後記
行動力の裏側には、入念な準備と計画があったようで、着実にステップアップ・キャリアアップを積んでいらっしゃるのが印象的でした。とても恵まれた環境で勤務ができているとのことで、ご転職をサポートさせていただいた身としても嬉しい限りです。今後の目標に向けて、持ち前のコミュニケーション力と目標達成力を活かして頑張ってください!
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